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なぎなたの理念
なぎなたは
なぎなたの修練により
心身ともに調和のとれた人材を育成する
なぎなたとは
柄の先に刃が付いた、”なぎなた(薙刀)”という武具(長さ210~225cm)を用いた武道で、競技形式としては試合競技と演技競技があります。
通常の稽古で使用するなぎなたの柄部は樫、刃部は竹でできています(上写真)。
なぎなたは、古くは弁慶や巴御前が使用した武具として知られています。
日本の伝統的な武道ですが、4年に1度の世界大会も開催されています。
また、最近では中学校のテキストでもとりあげられています。
武蔵坊弁慶
巴御前
競技の種類
〔試合競技〕
剣道に似た装束で、制限時間内に相手の打突部位を攻撃して1本を取り合います。剣道との違いとして、相手のスネを攻撃することもできます。武具が長尺なので、剣道と比べて遠い間合いからの攻撃ができ、また、なぎなたを繰り込むことによって近い間合いでの攻撃もできますので、一瞬のスキを許さない緊張感と迫力があります。
連盟発足35周年の記念大会(2015)では剣道との異種試合も行われました。
〔演技競技〕
2人ペアになって決められた攻守を披露し、対戦ペアとの優劣を競い合います。
自分一人で演じるのではなく、お相手を引き立てながら自分も活かし、ペア一体として魅せるのが演技競技の特徴です。文字通り「息のあった」ペアの演技は芸術的な美しさが感じられます。
初心者は演技競技の形を覚えるところからお稽古を始めます。演技競技の練習だけでも初段までとれますが、やはり試合競技まで練習した方が楽しいでしょう。
〔リズムなぎなた〕
音楽に合わせて演舞する種目で、大会の余興として披露されることが多いです。創作性に富んだ演舞は、見ていて楽しくなります。
修練の心構え
- (財)全日本なぎなた連盟 なぎなたハンドブック改訂版 より引用 -
なぎなたは、日本の武道として歴史と共に発展してきたものです。
現代は競技スポーツとしても行っているが、その武道的特性を理解し、
正しく学び、身につけて継承していくことが大切です。
心構えとして
①礼儀作法は人を敬う心のあらわれであり、日常生活で活かすことが大切です。
②正しいなぎなたの技術と理合いを学ぶことができます。
③素直な心で自己を反省し、目標を持って根気強く取り組みます。
④なぎなたを通して人との和を大切にし、仲間作りの輪を広げることができます。
⑤健康管理や環境の安全に注意します。
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